俑は秦、漢、南北朝時代で構成は変化していく。秦時代は屈強な兵士と将軍、漢時代は地上世界の様々な人々、そして南北朝時代になると俑は形式化し、表情は乏しくなる。この俑は武官と思われ、両の手には剣を携えていたのであろう。踝(くるぶし)で絞ったパンツ、上には厚手のコートを羽織り、胴の上で帯をギュッと締めている。頭には冠を被る。いかにも役人の顔つきである。胡粉を塗り、朱で彩色している。河北省の鮮卑系の墓の出土か。
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