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刀の大小二組用の縁頭。赤銅魚子地に蜻蛉を高彫する。蜻蛉は勝虫とも書かれ、古来、武家では武具を飾るモチーフとして好まれた。大の線刻銘「丙申春日 薗部芳継作」から、江戸下谷住の園(薗)部芳継 (1775-1842) が天保7年 (1836) 春に制作したことがわかる。園部氏は立花家の刀装具を多く制作している。
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