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水上の祭

ラウル・デュフィc.1920-1922

島根県立石見美術館

島根県立石見美術館
益田市, 日本

フランスのル・アーヴルに生まれたデュフィ(1877-1953)は、市立美術学校で学んだ後、パリに出て国立美術学校に入学する。1905年のアンデパンダン展で見たマティスの作品に衝撃を受け、フォービスムに傾倒した。1908年頃からは、セザンヌ的な探求に向かい構成的な画面の作品を制作する。またファッションデザイナーのポール・ポワレとの装飾の仕事は、彼の油彩作品にも変化を与えた。
本作品は、ノルマンディー地方のリゾート地ドーヴィルが舞台。同じノルマンディー地方の港町ル・アーヴルに生まれたデュフィの作品には、海を描いたものが多い。黒と白の線描により波の動きが巧みに表現され、水面にぎっしり配置されたヨットやボート、水兵、着飾って見物する人々から、祭りのにぎやかな雰囲気が伝わってくる。
デュフィは、ビアンキーニ=フェリェ社と契約を結び、テキスタイルのデザインをしているが、この作品と同じモチーフを使ったテキスタイルとドレスが、残されている。

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  • タイトル: 水上の祭
  • 作成者: ラウル・デュフィ
  • 作者の生存期間: 1877/1953
  • 日付: c.1920-1922
  • 実際のサイズ: w100.2 x h81.8 cm
  • タイプ: 油彩、カンヴァス
島根県立石見美術館

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