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向かって右扇には、煙管三味線を持った当世風の女性が四人描かれている。中央の女性が葵紋を散らした鹿の子絞りの小袖を着けていることから千姫と推定され、左扇の若衆が本多平八郎忠刻と解されている。胸前を開け、ゆったりと小袖をまとい細い帯で締めた着装法は近世初めの特徴である。千姫は將軍秀忠の娘で、豊臣秀頼に嫁ぎ、大坂落城の際には救出され、のちに本多平八郎に再嫁した。
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