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クリムトが18歳の頃の作品。この頃のクリムトは、弟のエルンスト・クリムト、画家のフランツ・マッチュと共同で「芸術家商会」を営み、ウィーンのブルク劇場やヘルメスヴィラ、美術史美術館などの壁面や天井の絵画装飾を手がけていた。グリーン系の落ち着いた色調でまとめられた画面の中で、ひときわ目を引く少女の瞳の青と唇の赤、そして胸元を飾るネックレスの輝く白が印象に残る。若き日の小品ではあるが、後のクリムトの絵画を特色づける装飾性の萌芽を感じることができる貴重な作品。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます