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極小紋寄せ(ごくこもんよせ)

紀尾井アートギャラリー・江戸の伊勢型紙美術館

紀尾井アートギャラリー・江戸の伊勢型紙美術館
東京, 日本

側にある小紋寄せに比べ、ぐっと細かく彫られているのが、この極小紋寄せである。錐彫り(きりぼり)という技法で作られる。江戸小紋を彫る最も古い技法といわれる。半円形の彫刻刀を一回転させて0.4~1mmほどの穴を掘りながら模様を作っていく。この型紙には桜、流水、檜扇、鼓、車輪、扇子、亀甲、荻、牡丹、宝尽くしと、多種の文様が彫られている。江戸小紋は、武士の裃(かみしも)に端を発する裃小紋と、町人文化から生まれたいわれ小紋に大きく分けられるが、この型紙にはいわれ小紋が多い。いわれ小紋は縁起の良い柄やめでたい柄で模様化して作られたものである。遠くから見ると無地のように見えるが、近づいて見ると職人さんの技術の高さを伺い知ることができる。彫られた穴はどれも正確に彫られていて、個性的な模様ばかりである。

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  • タイトル: 極小紋寄せ(ごくこもんよせ)
紀尾井アートギャラリー・江戸の伊勢型紙美術館

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