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(金銀調度類三十四種の内)純金製の香盆飾り一式である。香盆の器胎に木が用いられている他は全て黄金である。盆の鏡部分には狩野派風の山水図が、縁には花唐草文を打ち出されている。香炉と三重香合には蜀江文に葵紋散が施されている。 この香盆飾りも、従来徳川家康の遺品と考えられていたが、近年の研究によって、三代将軍家光の娘千代姫(二代光友夫人)が寛永十六年の嫁入り道具の一六三九)の婚礼の際にもたらした嫁入り道具の一部であったことが明らかになった。
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