モニュメンタム
「私たちは皆違うという意味で、みんな同じである」というこのプロジェクトの原案を具現化した公衆トイレをデザインしたかったのです。安全・安心・清潔なだけでなく、誰にでも使いやすい施設にしたかったのです。公園の中にあり、緑に囲まれ、多くの住民や観光客がいるので、このトイレは、日常の一部であるパブリックアートのように、見る人に常に問いかけるようにデザインしました。このプロジェクトの意義を問い続けるモニュメントになればいいなと思います。トイレの点灯方法は79億回で、これは世界人口と同じ数です。昼間は木々の間から差し込む光のように、夜は月明かりや彷徨うホタルのように、さまざまなパターンで光を放ち続け、同じパターンを二度と見ることはありません。