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本図もやはり藩主家で好まれた、同一の動物を多数描く作品の一つである。晴峩得意の、ゆったりとした拡がるやまと絵風の山水は、洗練された画趣をたたえる。その中での馬たちは、近景ではたたずみ、あるいは草を食む静の姿で、中・遠景には走り、泳ぎ、たわむれる動の姿で描き分け、その対比が実に鮮やかであり、遠近表現の巧みさが際立っている。
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