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洞白愛信は江戸駿河台狩野家の5代。図は囲碁に打ち興じる2人の老人。果物に穿たれた洞にしつらえられた碁盤を囲む姿は尋常ではない。中国の仙窟で果てしなく続けられるという仙人たちの囲碁にまつわる伝統なども思いうかぶ。しかし、本図に見る仙人の姿は不可思議であるというよりは飄々として滑稽である。幕府の表絵師として江戸城の障壁画を手がけたこともある洞白愛信のもう一つの側面をうかがうことができる。
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