読み込んでいます

猿投灰釉壷 (重要文化財)

不詳9th century

福岡市美術館

福岡市美術館
福岡市, 日本

猿投窯は、奈良時代末期から平安時代にかけて多くの須恵器を焼いた我が国最大規模の古窯です。灰白色の胎土に灰釉を施した本器は、低い口部、やや扁平気味の球形の胴部、裾広がりの低い高台などの特徴を有していて、9世紀前半ころの壺の特色をよく示しています。ロクロ挽きの成形ですが、胴下半部には箆削りの跡が観察されます。また高火度で焼成しているため、高台には焼き歪みが生じています。量感にとんだ簡素な器形もさることながら、本器の大きな特徴は、口縁から肩の全面に掛かった灰釉が、長く短くスダレ状に垂下して見事な景色を作り出していることです。器形といい釉調といい、同類の作品のなかでは傑出した作です。

一部のみ表示もっと見る
  • タイトル: 猿投灰釉壷 (重要文化財)
  • 作成者: 不詳
  • 日付: 9th century
  • 実際のサイズ: h25.8 cm
  • Materials and Techniques (Japanese): 陶器
  • タイプ: 陶磁器
  • 媒体/技法: Pottery
福岡市美術館

アプリをインストール

美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます

ホーム
発見
プレイ
現在地周辺
お気に入り