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朱色が一際目を引く本作では、右隻に直立した麒麟獅子が、左隻には先導役の猩々が描かれている。菜刀は、本作を制作するにあたり、鳥取市の栗溪神社の獅子頭を特別に借り受け、写生を行った。強い筆線で描かれた人体の部分とは対称的に、胴幕の織文様は、絵の具を滲ませることで布の柔らかな質感となっている。足下の地面は線を用いず金砂子のみで表されている。非常に動きの少ない画面ながら、空間に充分な余白を持たせることで、緊張感と静寂感を巧妙に表現している。
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