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鎌倉時代以降につくられた中世常滑窯の甕は、口縁部を折り返した縁帯と呼ばれる粘土の帯を巡らせるのが特徴です。この縁帯によって、焼成時に起こる口縁部の亀裂を減らすことができ、重厚感のある造形へとつながりました。この時代の甕は直線的なシルエットとなり、肩が大きく屈曲するのも特徴です。焼き締められた深い褐色の地肌と黄緑色の自然釉の美しさは中世の日本が生み出した美、まさに中世常滑窯を代表する優品です。
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