「8月5日 日曜日 晴
起床 午前六時二分
学習時間四時三分 手伝 お守り、掃除、はきとり、風呂たき洗濯、食事片付
(略)今日美智子(みちこ)を私が風呂に入れたので、喜んでゐた。お母さんだと水をとばせばしかられて、私だと一しょにゆをとばすので、おもちゃを浮かせたりしてよく入った。夕飯は、うどんだった。私が、おしるに、味をつけて、こしらへたので、お父さんも、お母さんも、おいしいゝと言はれた。
反省 一生けんめいすると、何でも面白いと思った」
トミ子さんの死後、両親ともあまりトミ子さんの話をすることはありませんでしたが、母親のアキヱさん(当時34歳)は、自宅に残された遺品の日記と絵を引き出しの底に収め、ずっと大切にしていました。