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胴の曲線と濃緑色の青磁釉が美しい。このように胴部上半が膨らんだ酒瓶は「梅瓶」と呼ばれる。2006年に行われた龍泉市大窯村の楓洞岩(ふうどうがん)窯跡の発掘調査で、明時代前期の官器が発掘されたことにより、そこが官器を製作する中心的な窯であったことが判明した。ここからは宝珠形の摘みが付く蓋を伴った同様の梅瓶が発掘されており、また同じ形態の景徳鎮窯製青花磁器も存在していることから、この梅瓶も官器であると考えられる。
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