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鉄黒漆塗萌黄糸素懸威最上胴具足

明珎国貞1860

立花家史料館

立花家史料館
福岡県, 日本

幕末、柳川藩最後の藩主、鑑寛所用の甲冑である。「柳河住明珍國貞」の銘があり、お抱え甲冑師の存在を知ることができる。当時、幕府お抱えの甲冑師であった江戸の明珎家で修行し、免状をいただいてから国許で藩主具足の製作や修理などを行っていたことが想像される。なお、詳細な註文書がともに伝わり、甲冑各部の用語、資材の名称等、遺物と文献を対照できる貴重な資料である。銘によると、兜が安政六年八月、胴が同七年二月に製作されている。
兜の前立の鍬形は、立花家の家紋「祇園守紋」を変形させた「捻祇園守鍬形」。このように、家紋を積極的かつ自由にデザインモチーフとして利用したのは、鑑寛の代の特徴のひとつである。

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  • タイトル: 鉄黒漆塗萌黄糸素懸威最上胴具足
  • 作成者: 明珎国貞
  • 作成日: 1860
  • 実際のサイズ: 胴: 27.0cm (前高), 38.0cm (前後); 兜: 23.0cm (左右), 26.0cm (前後)
  • タイプ: 武具甲冑
立花家史料館

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