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【重要文化財】 名物 布袋図(三幅対の内)

伝胡直夫・偃渓黄聞賛南宋時代・13世紀

徳川美術館

徳川美術館
名古屋, 日本

南宋時代 13世紀
伝胡直夫筆・偃溪廣聞賛

伝来 足利義満(室町将軍家三代)-足利義政(室町将軍家八代)-徳川家康(徳川将軍家初代)-徳川義直(尾張徳川家初代)

 「布袋図」の筆者と伝えられている胡直夫は、中国の記録には見あたらず、日本でのみ知られている逸伝の人物である。眼や口などにだけ、わずかに濃墨を点じ、淡墨の柔らかな筆で朦朧とした表現がとられており、南宋初の画僧智融に始まる罔両画様式が継承されている。図上には南宋末の名僧偃溪広聞(一一八九-一二六三)の賛があり、製作期もほぼその頃とみられる。
 「布袋図」と「朝陽・対月図」とは、本来無関係に製作されたが、日本において三幅に組み合わされ、鑑賞された。なお「布袋図」には足利義満(一三五八-一四〇八)の鑑蔵印「道有」が、「朝陽・対月図」には同じく義満の「天山」印が捺されており、かつては義満の所蔵品であったことがわかる。

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  • タイトル: 【重要文化財】 名物 布袋図(三幅対の内)
  • 作成者: 伝胡直夫・偃渓黄聞賛
  • 作成日: 南宋時代・13世紀
  • 媒体/技法: Ink on paper
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