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文殊菩薩に仕える霊獣の獅子が、牡丹に戯れ遊び舞を舞う「石橋」専用の面である。鋭い目には金環が嵌入され、カッと大きく開かれた口には上下一対の牙がのぞく。鼻は窘縮して目と口を接近させ、いかにも強い表情をみせる。口中の真紅に対し、顔全面は金泥で彩色される。特殊演出で獅子を二頭以上出す場合には、シテが白頭、ツレが赤頭をつける。
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