次の場所
関連コンテンツを見る
十九歳という若さで早世した11代藩主鑑備所用の甲冑である。立花家の道具帳には「小形御具足」と記載されているように、小振りな甲冑で元服鎧の類いかもしれない。吹返(ふきかえし:兜のしころの両端を左右上方に折り返した部分で、そこに家紋をおく場合が多い)と杏葉(ぎょうよう:胴の付属品で、左右の胸上部にさげる)に祇園守紋を金蒔絵で描くが装飾性に乏しく、藩主の着領としては簡素な甲冑である。
美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます