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阿国歌舞伎図屏風

不明17th Century

京都国立博物館

京都国立博物館
京都市, 日本

今日の歌舞伎のルーツとされるのが、出雲大社の巫女(みこ)阿国が、慶長8年(1603)に京都北野社の能舞台を代用して行なった勧進興行「かぶき踊り」といわれる。そのようすを描く絵画として、もっとも古く有名な屏風。
 北野社の能舞台上、阿国の代表的な演目「茶屋遊び」が演じられている。男装の阿国演じる「かぶき者」が刀を肩にかけ、その前で、女装の狂言師演じる「茶屋のかか」がなよなよとした風情で坐って扇で顔を隠している。阿国の背後、床机をかつぐ頬かむりの者は、道化役の猿若。三味線無しの謡いで、笛や小鼓・大鼓・太鼓だけの囃子方も初期の様相を伝えるものとされる。
 舞台の下では、さまざまな姿の老若男女が演技に熱中している。桐の紋のある桟敷に高位の人物が描かれているが、金扇を手にした人物が豊臣秀吉で、その一行を描くものとみる意見もある。人物の描写はすぐれ、松の葉叢の形や下枝の描法が、京都・妙蓮寺の障壁画中のそれと近いことから、妙蓮寺と同じく長谷川派による制作とする有力説があり、描写の正確さからも、実際の興行からほどない時期に描かれたものと考えられている。

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