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《折り鶴灰釉香炉》は、折り鶴の灰が釉薬に加えられた宮島御砂焼の作品です。広島で折り鶴といえば、全世界から平和公園に寄せられる折り鶴のことです。その折り鶴が、平和への願いをこめて宮島弥山大本山大聖院で焚き上げられる機会がありました。その時に生じた灰を、三代興哉氏は用い、焼物においても平和への願いをこめたのです。鶴が羽を広げ羽ばたく形と折り鶴のシャープなイメージが白磁でよく表されています。
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