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陶枕は唐三彩に多くみられる。箱型がその主な形で、このような台座が兎の形をした作品は少ない。長辺が13.4㎝と比較的小さな作品であり、いわゆる寝具の枕ではなく、器台のようなものとも考えられる。緑釉が総掛けされており、鮮やかな濃い発色をみせている。頂板は楕円形で中程は少しくぼんでいる。河南省鞏義窯、もしくは陝西省耀州窯の唐時代後期の作と思われる。
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