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横浜市指定有形文化財。仏を安置する須弥壇に後屏をつけた変わった様式。須弥壇は南北朝期だが、後屏は桃山時代の作で、三溪が購入後に付けたと考えられる。須弥壇内の墨書銘には「明徳三年壬申十一月廿六日上棟」「多武峯/東南院/佛壇也/然処春秋/生年/八十歳之時/得是也/永禄五年壬戌/六月吉日實栄/敬白」とある。三溪は存命中にこれを三溪園内の源公堂(現存せず)と呼ばれた堂内に置き、所蔵の《伝源頼朝像》(重要文化財・東京国立博物館蔵)を壇上に安置していた。
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