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後鳥羽院(1180~1239)が熊野行幸の道すがら、各地の王子社で催された法楽の歌会に際して和歌2首を寂蓮(?~1202)が詠んだ懐紙で、歌題から正治2年(1200)11月のことと推定される。 後鳥羽院の熊野行幸は隠岐に遷幸される承久3年(1221)まで28度に及び、多くの熊野懐紙が遺されているが、寂蓮筆はこの懐紙を含め4点が知られるのみである。なお、同じ歌題による後鳥羽院筆の懐紙が五島美術館に所蔵される他、藤原雅経と同家隆筆が遺存する。加賀前田家伝来。
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