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『ラ・ルビュ・ブランシュ』誌ポスター

アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレック1895

埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館
さいたま市浦和区, 日本

フランスの画家、版画家。名門の貴族の嫡子として南仏に生まれるが、少年期の骨折事故で下半身の成長がとまり、画作に専念、パリに出て活躍した。モンマルトルのキャバレーやカフェ、娼家などを舞台に、娼婦や芸人などの生きざまを、鋭く率直に捉えた作品で知られる。19世紀末のポスター芸術黄金時代の主役でもあった。

《ムーラン・ルージュのラ・グーリュ》のポスターですい星のようにデビューし、世紀末のグラフィック・アートの世界に君臨したロートレックが、パリで発行されていた前衛芸術雑誌『ラ・ルビュ・ブランシュ』のために制作した多色刷石版画ポスターです。同誌はポーランド出身のナタンソン三兄弟によって編集されていましたが、編集長タデ・ナタンソンの妻ミシアは世紀末芸術のミューズともいうべき存在で、彼女のサロンにはプルースト、ヴァレリー、ドビュッシーら多くの芸術家が出入りしていました。1894年のボナールについで同誌のポスターに起用されたロートレックは、優雅に着飾ってスケートを楽しむミシアの姿をこの雑誌のイメージに重ね合わせています。本作のために、2点の油彩習作が残されています。

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