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住吉社頭図屏風

17th century (Edo period)

堺市博物館
大阪府堺市, 日本

住吉社は、住吉三神(表筒男命・中筒男命・底筒男命)と神功皇后の四神を祭神とし、祓い、海上守護、和歌・文芸、農耕などの神として広く信仰されてきた。四神を祀る四棟の本殿は、海にむかって西向きに造立されており、第一本宮の前に第二・第三・第四本宮がL字形に並ぶ。
本作は南側からの視点を採っており、画面左方に海を描く。右上に第一本宮と第二・第三・第四本宮を配置し、中央に太鼓橋と鳥居、左下には住吉の浜というように、主要なモチーフを対角線上に並べる。境内には参詣の男女のほか、人出を当て込んでやって来た猿曳の姿も見える。太鼓橋の両側に平行する鳥居が、本作ではばらばらの向きに描かれていることや、鳥居の両脇の玉垣が途中までしか描かれていないことなど、室町時代以降流布する社寺参詣図に似た素朴さが感じられる。

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  • タイトル: 住吉社頭図屏風
  • 作成日: 17th century (Edo period)
  • 出典: Sakai City Museum
  • 媒体/技法: 6曲1隻/金地着色

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