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十二代景行、天皇の皇子「小碓命」は天皇の命により九州に熊襲を討ち、以来「日本武尊」と名乗り数々の朝敵を平定したという。その後、東国の平定に向かった際敵の策により野に火を放たれ窮地に陥る。その時叔母に授けられた剣で炎を払い難を逃れた。 以来その地を焼津と呼ぶようになったという。この剣は須佐之男命が出雲の八俣の大蛇を退治した時にその尾から出た剣で、以来「草薙の剣」と称され天皇の「三種の神器」の一つとして伝えられたが、源平合戦の際安徳帝と共に壇之浦の海底に眠っているという。
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