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トレストリニェルの岩場

モーリス・ドニ1920

埼玉県立近代美術館

埼玉県立近代美術館
さいたま市浦和区, 日本

パリのアカデミー・ジュリアンに入学。フランスの美術家のセリュジエ、ランソン、ボナール等と知り合い、〈ナビ派〉を結成する。単純化された輪郭線と平坦な色彩を特色とし、油彩画だけでなく版画、室内装飾、壁画、挿絵等の分野でも活躍した。『理論』、『新理論』、『宗教美術史』等美術に関する著作も多い。

1908年、ドニはブルターニュ地方のペロス=ギレックという土地に別荘を買いました。この作品はその地のトレストリニェル海岸の東の端に位置した場所を描いたものです。画面右側の白い服を着て立つ少女の背後に見える階段は、ドニの別荘に通じています。画中の人物は、ドニの子供とその友人達。海岸の岩場や画面上部の樹木は平面的に処理され、岩に砕ける波しぶきや海岸に打ち寄せる波の表現には、日本の浮世絵の影響が見られます。ドニは宗教的な主題や神秘的な内容を扱った作品を多く制作しましたが、こうした親密な日常の光景の中にもそのような意味が込められているかもしれません。

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