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この盃は、朱漆塗地に竹と亀を高蒔絵で表し、左上方に立花家の御定紋である祇園守紋を平蒔絵で配している。裏面高台内には「行年六十三歳/観松斎(花押)」と蒔絵の銘があり、これは徳島藩お抱え蒔絵師、飯塚桃葉の号である。桃葉を召抱えた藩主蜂須賀重喜の夫人は立花家五代藩主貞俶の娘、つて姫であった。この盃は吉祥の意匠が表されており立花家の家紋も配されていることから、立花家のお祝い事に際し、蜂須賀家からの贈答品であった可能性がある。
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