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朱漆塗に平蒔絵と金貝(かながい)であらわす。両国橋は江戸の隅田川かかり、武蔵、下総の両国を渡すことからその名がある。手前に描かれる両国広小路は火除地(ひよけち)であったが、見世物小屋や茶店が並んで歓楽街となっている。対岸も同様で見世物の幟が見える。名所絵揃いの盃のひとつで拝領品と思われる。
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