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金剛般若経開題残巻 (重要文化財)

空海9th century

福岡市美術館

福岡市美術館
福岡市, 日本

空海は平安時代初期に中国密教の中心人物である恵果に学び、日本で真言宗の開祖となりました。『金剛般若経開題』は、唐の義浄の訳になる『能断金剛般若経』を、空海自身が密教的立場から解釈したもので、帰国後の弘仁4(813)年頃の書と推定されます。もとは巻子装でしたが、すでに江戸時代以前には何点かに切り離されています。それらのなかには加筆や訂正、抹消された部分もあることから、推敲中の草稿であったことがわかります。草体の書ではありますが、一字一字が離して書かれています。空海の書のなかでも、まろやかで円熟した草体の書法を見ることができる名品です。

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  • タイトル: 金剛般若経開題残巻 (重要文化財)
  • 作成者: 空海
  • 日付: 9th century
  • 実際のサイズ: w43.2 x h26.7 cm
  • Materials and Techniques (Japanese): 紙本墨書
  • タイプ:
  • 媒体/技法: Ink on paper
福岡市美術館

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