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竹林七賢図(旧永島家襖絵)

曾我蕭白1764/1764

三重県立美術館

三重県立美術館
津市, 日本

異端、奇想、奇矯…。簫白を語るときに頻繁に用いられる言葉である。たしかに茅屋(かやや)の中で談笑する人物の独特の表情を見ていると、これらの言葉が頭に浮かぶ。しかし蕭白の魅力は、それだけにとどまらない。 明和町の旧家永島家に描かれた襖絵四十四面のうち、八面に描かれた《竹林七賢図》は、蕭白の優れた画技がうかがえる作品である。竹に積もる柔らかい雪や、高士の衣のように、まったく質感の異なるモチーフを墨一色で的確に表している。また、雪の重みで顔を垂れる竹の動きは、見る者の視線を左方へ誘う。後ろ向きの人物の進行方向も左、さらには談笑する五人の人物の配置、高士の手にする杖など、あらゆるモチーフがこの竹の動きと呼応し、左へ画面が展開していくことを暗示している。 蕭白の魅力は、自由奔放な画風だけではない。墨使いや画面の構成も巧みなのである。

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  • タイトル: 竹林七賢図(旧永島家襖絵)
  • 作者の生存期間: 1730 - 1781
  • 作者の国籍: Japanese
  • 作者の死亡地: Kyoto?
  • 作者の性別: male
  • 作者の出生地: Kyoto
  • 日付: 1764/1764
  • 実際のサイズ: w688 x h172 cm (complete)
  • Artist Name (Japanese): 曾我蕭白
  • painter: SOGA Shohaku
  • 来歴: Mie Prefectural Art Museum
  • タイプ: Chinese ink on paper
  • 権利: Mie Prefectural Art Museum
三重県立美術館

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