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蘭学者、宇田川榕菴による我が国のみならず東洋で最初の本格的西洋近代植物学の紹介書が、『植学啓原』である。本書の序で箕作阮甫は、旧来の本草学と西洋の植物学とは異なるものであると解説し、単なる分類ではなく、学問としての自然科学の法則や手順を学ぶことの重要性を説いている。三巻からなり、巻一では、リンネによる植物分類、根や茎、葉の形態や生理について、巻二では花や果実、種子の生殖器官、遺伝などについて、巻三では植物の発酵や腐敗、付図などが添えられている。
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