15世紀初期には沖縄本島中部の有力なグスクとして繁栄していました。発掘調査の結果、中国や日本などの遺物が数多く見つかっており、瓦葺の建物があったことも確認されていることから、貿易を活発に行っていたことが伺えます「肝高(きむたか)」の別称があり、優れた霊力が満ちる場所、という意味があります。このグスクに君臨した有名な人物が阿麻和利(あまわり)で、首里城を制圧して琉球の覇権を手に入れようと動きました。しかし、1458 年に首里王府軍に攻められ、落城したと伝えられています。阿麻和利の落城以降は荒れ果てていましたが、城壁が復元され往時の姿を取り戻しています。
2000年、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されました。