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筑前名所図会

奥村玉蘭1801

福岡市博物館

福岡市博物館
福岡市, 日本

本資料は、筑前の名所旧跡やそれにまつわる神話、伝説、歴史、祭礼行事などを紹介したものである。筑前街道筋の家並み、社寺を写生した詳細な俯瞰図(ふかんず)、神話、伝説の想像画など、併せて246点の挿し絵(さしえ)入りで、江戸時代の筑前国をリアルに知ることができる。著者奥村玉蘭(おくむらぎょくらん)は伊勢参宮(いせさんぐう)の折りに、諸国の名所図会を見て、名所旧跡の多い筑前の国については案内本がないことから、執筆を思い立ったという。本文は貝原益軒(かいばらえきけん)編の『筑前国続風土記』に拠るところが多く、その構成は全10巻で郡別となっている。しかし、内容が詳細すぎて藩から出版の許可がおりず、現代まで稿本のみ伝わった。
著者奥村玉蘭は博多中島町(なかじまちょう)(現福岡市博多区)の醤油醸造元(しょうゆじょうぞうもと)
「烟草屋(たばこや)」に生まれた。幼い頃より学問を好み、儒学者(じゅがくしゃ)亀井南冥(かめいなんめい)、昭陽(しょうよう)に師事し、絵を佐伯岸駒(さえきがんく)に学んだ。また、交流した文人は幅広く、松永子登(なつながしと)、二川相近(ふたがわすけちか)、仙厓(せんがい)、斎藤秋圃(さいとうしゅうほ)、筑前以外でも頼山陽(らいさんよう)、上田秋成(うえだしゅうせい)らがいる。亀井学派追放の折、引き続きその門人たちと親しく交流したことから、廃嫡(はいちゃく)された。この後、太宰府に居を構え、太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)に絵馬堂を建設寄進し、太宰府史跡の保存に尽力した。
【ID Number1980P00002】参考文献:『福岡市博物館名品図録』

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