琉球石灰岩で造られた建造物で、国王が外出するときに安全祈願をした礼拝所です。形は門になっているが人が通る門ではなく、いわば神への「礼拝の門」ともいうべき場所です。
門の上部に掛けられている扁額(へんがく)の内容から1519年(尚真王(しょうしんおう)代)に建てられたことが判明しています。八重山の竹富島出身の西塘(にしとう)という役人が築造したものと伝えられています。
琉球の石造建造物の代表的なものであり、1933年国宝に指定されましたが、沖縄戦で一部破壊され、1957年復元されました。現在、国指定重要文化財で、また2000年には世界遺産へ登録されました。