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近代日本画の先駆者で、戦前の京都画壇を代表する大家である。身近な小動物を多く描いた栖鳳だが、中でも雀を好み、また「栖鳳雀」という言葉もあるほど愛好家も栖鳳の雀図を望んでいた。金屏風に雀だけというシンプルな構図だが、殺風景だという周囲の声に栖鳳は「これは金を拾うめでたい雀である」と答えたという。28羽のうち22羽が左隻に、6羽が右隻に配されている。1点に集まる雀の動的なしぐさとともに、左隻の躍動感と右隻の静謐さが対照的に描かれている。
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