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うららかな春の陽射しのなか、麦畑に筳を敷いて少女が小さい妹の髪を梳いている様子が描かれている。膝の上で昼寝をしている子猫や飛び交う蝶々が、この季節ののんびりとした雰囲気をよく表している。この年の春、印象は九州別府で病身を養ったが、その折に取材し、秋の帝展に出品したものである。清明で簡潔な表現からは、昭和初期の日本画壇に起こった新古典主義の特徴がみられる。
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