小麦粉と水を主原料にした生地を発酵させた皮で、具を包み蒸した饅頭です。具は、豚肉と玉ネギ、ほかにタケノコや干し椎茸など野菜のみじん切りを入れる店もあります。
明治維新後、中華街に伝えられた中華饅頭を日本人好みの味にアレンジしたものが始まりとされています。
大阪では、関東風に「肉まん」という名で売れば「牛肉が入っていない」とクレームになると言われます。「肉」と言えば、大阪では牛肉を指すのです。豚肉を用いるので、関西では「豚まん」と呼びます。
テレビのコマーシャルでもお馴染みの有名店は、関西一円に出店し、1日17万個も売り上げるとか。大きくずっしりと重いものもあれば、小ぶりで皮の薄いものなど、大阪にはたくさんの豚まん専門店があります。