読み込んでいます

画室

湯浅一郎1901/1903

群馬県立近代美術館

群馬県立近代美術館
Takasaki, Gunma, 日本

アトリエの中のモデルを描いた本作品は、石井柏亭の記すところによると、黒田清輝率いる白馬会の展覧会に出品された後、1903年の大阪の内国勧業博覧会に出品され、その際、黒田の助言に従って現在あるように上半身に衣服が描き加えられたと言う。加筆される前の作品と上半身裸のモデルを一緒におさめた当時の写真も残っており、この作品の意図や裸体画問題、黒田の作品ではないかと指摘される右上の画中画などをめぐって議論されることの多い作品である。  制作年については、最初に発表されたのが1901年の第6回白馬会であることが近年の研究によって明らかになり、1901-03年とすべきであろう。棚の上の髑髏とモデルの足元に落下する花びらとに、西洋の伝統であるヴァニタス(虚栄、生命のはかなさ)の寓意が指摘され、外光を意識した描写とともに、当時の白馬会の画風を端的に示す湯浅の代表作の1点である。

一部のみ表示もっと見る
  • タイトル: 画室
  • 作成者: 湯浅一郎
  • 作者の生存期間: 1868/1931
  • 作者の国籍: Japanese
  • 日付: 1901/1903
  • 実際のサイズ: 159.5×106.5cm
  • タイプ: 絵画
  • 媒体/技法: 油彩・カンヴァス
群馬県立近代美術館

アプリをインストール

美術館を探索し、Art Transfer、Pocket Gallery、Art Selfie などで芸術作品をお楽しみいただけます

ホーム
発見
プレイ
現在地周辺
お気に入り