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セーター、スカート

川久保玲(コム・デ・ギャルソン)1983年秋冬

京都服飾文化研究財団

京都服飾文化研究財団
京都市下京区, 日本

川久保の初期を代表する作品。セーターは幅広のニットのパネルを交互に組み合わせることによってドラマチックな立体感を表現し、陰翳を生みだしている。不定形でいびつだと評された服は、しかし存在感のある静かな美しさをたたえている。
豊かな色彩がファッションに溢れていた1980年代初頭、川久保は黒を中心とした無彩色の、非構築的な服をパリで発表した。西欧の既存の美意識から外れた川久保の服は「ベガー(物乞い)・ルック」と呼ばれたが、それはみすぼらしさを容認する日本的な美意識の表現であり、その色は墨絵にも似た黒の静謐な諧調表現だった。西欧の色彩表現の範疇に収まらない新しい表情を持つ黒は注目され、80年代、時代の色となった。

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  • タイトル: セーター、スカート
  • 作成者: 川久保玲
  • ファッション ハウス: tricot COMME des GARÇONS (セーター)、 COMME des GARÇONS (スカート)
  • Label: tricot COMME des GARÇONS (セーター)、 COMME des GARÇONS (スカート)
  • メーカー: トリコ��コム・デ・ギャルソ��(セーター)、コム・デ・ギャルソン(スカート)
  • 作成日: 1983年秋冬
  • シーズン: Autumn / Winter 1983
  • 写真家: ©The Kyoto Costume Institute, photo by Takashi Hatakeyama
  • タイプ: ドレス
  • 権利: 京都服飾文化研究財団所蔵、株式会社コム デ ギャルソン寄贈
  • 媒体/技法: セーターは黒のウール・ニット。スカートはウールとナイロンの混紡ニット。袋状のパネル装飾。
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