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鍔は戦闘の際に拳を守る実用の刀装具だが、室町末から桃山時代にかけて透かし彫りや象嵌(ぞうがん)を施した工芸的なものが徐々にあらわれるようになった。さらに江戸時代に入ると平和な時世を反映して、ますます精緻で華美なものが作られるに至った。刀の束を飾る鍔は、印籠(いんろう)や根付(ねつけ)などと同じように持ち主のセンスや社会的地位を問われるものであったので、その作りの精巧さや形の意匠性には見るべきものが多い。【ID Number1993B06434】 参考文献:『遊・芸の美』
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