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菖蒲革は、日本の伝統的な皮革の一つで、なめした鹿の皮に菖蒲の文様を白く染め抜いたもの。日本の皮革は武具での利用が多かったため、革の文様にも縁起の良い柄が採用された。菖蒲革の場合、「勝負」や「尚武」に音が通じる点が好まれた。きせる筒と前金具が牡丹(ぼたん)のモチーフで揃えられており、筒は漆工の池田泰真(いけだたいしん)、前金具は金工の香川勝広(かがわかつひろ)という明治の名工が手がけている。
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