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金唐革(きんからかわ)一つ提げたばこ入れ

不明Unknown

たばこと塩の博物館

たばこと塩の博物館
東京・墨田区, 日本

袋の金唐革は、金属箔を貼ったにさまざまな文様をプレスし、ワニスを塗って金色に発色させたもの。ヨーロッパでは壁に貼る装飾用の革として用いられた。オランダとの交易を通じてもたらされた日本では、金唐革を袋物に仕立てて用いた。
金唐革のなかでも、このたばこ入れののように地色が赤いものは特に好まれた。透かし彫りの根付に馬の前金具、緒締(おじめ)には紐に抱きつくような形の鬼が取り合わせられている。

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