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14世紀の日本国内での動乱を記した物語『太平記』を描いた絵巻。12巻で1組のうちの2番目で、『太平記』の巻4から7に当たる。鎌倉幕府に捕らわれた後醍醐天皇(ごだいごてんのう)が隠岐(いき)に流される場面や、天皇を取り戻そうとして新田義貞(にったよしさだ)が挙兵する場面などがある。この場面は、延暦寺(えんりゃくじ)の常夜灯の火を消した鳩をイタチが食い殺す場面と、異界の者と踊りに夢中になる北条高時が描かれている。17世紀前半の作品。埼玉県指定文化財。
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