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黒織部筒茶碗 銘「さわらび」

不詳16th century

福岡市美術館

福岡市美術館
福岡市, 日本

織部には珍しく、作為が控えめで素直に成形された茶碗です。口縁から左右対称に斜めに黒釉をかけ、前後三角形に白抜きされた部分に、早蕨と蔓草が、それぞれ闊達な筆運びによって描かれています。早蕨とは、初春に芽を出したばかりのワラビのことですが、「石走る垂水の上のさわらびのもえいづる春になりにけるかも」と、有名な万葉集の歌に詠じられているように、瑞々しい春の情趣を表現する格好の題材と言えましょう。

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  • タイトル: 黒織部筒茶碗 銘「さわらび」
  • 作成者: 不詳
  • 日付: 16th century
  • 実際のサイズ: w9.3 x h9.7 cm
  • Materials and Techniques (Japanese): 陶器
  • タイプ: 陶磁器
  • 媒体/技法: Pottery
福岡市美術館

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