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竹腰山城守正晴(竹腰家2代)献上
形に癖がなく素直である。どっしりとした腰のふくらみ、胴中に走る二本の沈線、肩に回った轆轤目の上にがっしりと乗った頚は、口づくりの捻り返しに続いて、この上もない安定感と重量感を生み出している。総体に梨子地釉の上に黒飴釉がむらむらとかかり、置形には黒飴釉が口縁から肩に伝わり、釉溜まりが少々蛇蝎色を呈している。 尾張家家老 竹腰山城守正晴(宗謙 一六三四~七七)が所持し、のち尾張家に献上した。『玩貨名物記』所載。
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