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天正十九年(一五九一)二月、豊臣秀吉に切腹を命ぜられた千利休が、自からこの茶杓を削り、最後の茶会に用い、古田織部に与えた。その後、織部はこの茶杓用に長方形の窓をあけた筒をつくり、その窓を通してこの茶杓を位牌代わりに拝んだと伝えられる。 千利休-古田織部-徳川家康(駿府御分物)-尾張初代義直と伝来した。
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