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手足に釘の跡をつけた男女の裸像が組み合わされ、その背景には抽象化された幾多の十字が墓標のように重なる。絵の示す内容は、十字架と男女の組み合わせによって、アダムとイヴなどキリスト教における原罪感を表象したもの、あるいは常に十字架に架けられている人間の運命的な現実を象徴したもの、などと考えることができるだろう。パブロ・ピカソを思わせる男女の体の表現や、ピエト・モンドリアンを連想させる背景の赤、黒、青の十字架は造形的要素の強さを物語っている。
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