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【国宝】初音蒔絵調度 三棚飾り

Koami Chojyu江戸時代・寛永16年〈1639〉

徳川美術館

徳川美術館
名古屋, 日本

寛永十六年(一六三九)九月二十二日、三代将軍家光の長女千代姫が、二代光友に婚嫁する際持参した調度である。この婚礼調度は、貝桶を筆頭に、厨子棚・黒棚・書棚の三棚と、それに附属する文箱・短冊箱・角赤手箱をはじめ、鏡台・眉作箱の化粧道具、碁盤・双六盤の遊戯具、香盆や旅香具箱の香道具などからなっている。初音蒔絵が四十七点、胡蝶蒔絵が十点、計五十七点が重要文化財に指定されており、他にも各種意匠の蒔絵調度や長刀、刀剣、染織品十余点が現存している。当初はさらに莫大な嫁入り道具が準備されたとみられる。

初音の調度の名は、『源氏物語』の「初音」の帖「年月を松にひかれてふる人に今日鴬の初音きかせよ」の歌意を全体の意匠とし、その歌の文字を葦手書きに散らしているところに由来している。室町時代以来の蒔絵師である幸阿弥家十代の長重が製作に当った。

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  • タイトル: 【国宝】初音蒔絵調度 三棚飾り
  • 作成者: Koami Chojyu
  • 作成日: 江戸時代・寛永16年〈1639〉
  • 媒体/技法: Wood body, Maki-e Lacquer
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